こんにちは!2022年も楽天経済圏を使っているサイト管理人のポイント田中です!
過去に1年間で楽天ポイントを15万ポイント以上獲得できました!
お世辞を抜きに、楽天経済圏に入って本当に良かったと思っています。
しかし、そんな楽天経済圏にも陰りが見え始めました…。
2022年6月現在、楽天経済圏ではポイント還元率の改悪が続き崩壊寸前と評されています。
たび重なるSPUやポイント還元率の改悪を受けて
「楽天経済圏から撤退する」
「楽天経済圏への依存度を減らす」
という選択肢を考える時がきたと思います。
今回の記事では、改悪の続く楽天経済圏との向き合い方を自分なりに考えてみました。
わたしの結論としては、楽天経済圏への依存度を減らしつつも、今後も楽天のサービスをゆるく使い続けるのが最適解だと考えています。
また、楽天経済圏のライバルのPayPay経済圏も改悪傾向にあるので、なんだかんだ楽天経済圏が2022年6月現在もっともお得な経済圏だと考えられます。
楽天経済圏のお得感は年々減っていますが、まだまだ節約効果が高いので楽天経済圏を継続するのがおススメです!
2020年を境にSPUの改悪が続く…
2016年に開始されたSPUは、対象となる楽天のサービスを利用することで、楽天市場でのポイント還元率が上がるプログラムです。
開始当初のSPUは最大8倍でしたが、徐々にサービスを拡大していきSPUは最大15.5倍にもなりました。
超お得な楽天経済圏ですが、2019年頃を境に改悪傾向が見え始めます。
2019年頃のSPUの改定変更は、楽天ブックスとKOBOがSPUの達成条件が別になったり、楽天市場アプリの還元率が下がったり、という感じで「まぁ、しょうがないかな」と思えるような変更でした。
しかし、2020~2021年にかけてSPU達成の難易度がめちゃくちゃ難しくなりました。
それではここ数年で起きたSPU改悪の歴史を振り返ってみます…
2020年4月.楽天モバイル改悪
2020年4月から楽天モバイルのSPU還元率が+2倍→+1倍に変更となりました。
楽天モバイルのSPU還元率が減った代わりに、楽天ひかりがSPUに新しく追加。
楽天ひかりを契約していない人は、楽天モバイル分のSPUが-1された格好です。
ちょっと前までは楽天モバイルを契約しているだけでSPU+2倍だったなんて美味しすぎですよね。
2020年12月.楽天カード超かんたん保険改悪
「楽天の保険」の保険料を楽天カードで支払いをするとSPUが+1倍になります。
2020年までSPU目当てで楽天の保険を契約していた人は、月々200円の支払いでSPU条件を達成できる「楽天カード超かんたん保険」の持ち物プランに加入していました。
しかし、2020年12月を境に楽天カード超かんたん保険の月払いがSPU対象外となり、楽天保険のSPU達成すための難易度がめちゃくちゃ高くなりました。
2021年2~4月.楽天TV終了
2021年2月をもって楽天TVのNBA Rakutenが、4月をもって楽天TVのパ・リーグ SpecialがSPUの対象外になりました。
正直なところ、数あるサブスクリプション系動画サービスの中でも、楽天TVはかなり微妙な立ち位置だったので、今回の改訂を機会に退会する人はかなり多そうですね。
2021年4月.楽天ゴールドカード改悪
2021年4月を境に楽天ゴールドカードのSPUが+4倍→+2倍に改定されました。
楽天ゴールドカードの改定が発表された1月14日は、Twitterに「楽天ゴールドカード」がトレンド入りする事態に。
改定後の楽天ゴールドカードの還元率は通常の楽天カードと同じになり、年会費2,200円を支払ってまで楽天ゴールドカードを持つ意味がほとんどなくなりました。
我が家では楽天ゴールドカードをメインカードに使っていたのでこの発表は衝撃的でした…。
2021年6月.楽天でんき終了
2021年6月をもって楽天でんきがSPUから除外されることになりました。
これまでは楽天でんきと契約していた人はSPU+0.5倍。
SPU達成を目的に楽天でんきを使っている人はかなりショックが大きかったはず。
ただし、他の電力会社と比べてもそこそこ安いので楽天でんきはまだまだおススメです。
2021年8月.Rakuten Pasha改悪
2021年8月にRakuten PashaのSPU達成条件が改定されました.
8月以前の改定前は、Rakuten Pashaの「トクダネ」で100ポイント以上獲得するとSPU+0.5倍でした。
改定後は「トクダネ」で300ポイント以上獲得し、さらに「きょうのレシートキャンペーン」で10枚以上レシートが審査通過してようやくSPU+0.5倍です。
Rakuten PashaのSPU達成条件はめちゃくちゃ難易度が高くなりました…。
SPUから除外されなかっただけマシかもしれまんせが…。
2021年11月.楽天ビューティ改悪
これまでSPU+1倍だった楽天ビューティですが、2021年11月からSPU+0.5倍に改定されました。
SPUを攻略する過程であまり重要視されていない楽天ビューティでしたが、ちゃっかりSPUの倍率が下がってしまいました。
+0.5倍だとSPUのポイント還元を上げるために、わざわざ楽天ビューティを使う必要性はあまり感じられません…。
2022年3月.楽天の保険+楽天カード改悪
2020年12月に楽天カード超かんたん保険が改悪されましたが、2022年3月をもって楽天の保険+楽天カードがSPU対象外となりました。
楽天カード超かんたん保険が改悪された時点でSPUを目当てに楽天の保険を辞めた人が多いかと思います。
さらに追い打ちをかけるかのごとく、楽天の保険SPU終了のお知らせは辛いです…。
2022年4月.楽天証券改悪
なんと楽天証券も改悪の対象となってしまいました。
今までは、500円分以上のポイント投資でSPU+1倍でした。
しかし、2022年4月からは、30,000円以上のポイント投資(投資信託)で+0.5倍、30,000円以上のポイント投資(米国株式 円貨決済)で+0.5倍という条件に改悪されました。
楽天証券の改悪は本当に厳しい条件となってしまいました…。
2022年4月.楽天銀行+楽天カード改悪
2022年7月から楽天銀行+楽天カードのSPUが規約変更になりました。
規約変更後のSPU条件は、楽天銀行口座と楽天カードを紐づけると+0.5%。
さらに、給与・賞与・年金の受け取りを口座を楽天銀行にすることで+0.5%還元が加算されます。
前述の楽天証券SPUと同じく、これまで+1%だったSPUが0.5%づつに分割されました。
わたしが務めている職場では給与を楽天銀行で受け取れないので、これまでに比べてSPUが-0.5%になってしまいます…。
【崩壊間近】SPU以外の楽天サービスも改悪傾向にある
楽天経済圏の改悪はSPUにとどまりません。楽天が提供するサービスの多くが改悪傾向にあります。
SPU以外の改悪は以下の通り
・楽天ペイのポイント還元率ダウン
・ラクマ販売手数料値上げ
・楽天カードの公共料金支払いのポイント還元率ダウン
・税込価格ではなく税抜き本体価格に対してポイント還元へと変更
・楽天モバイル0円プラン廃止
これまで楽天市場のポイント還元は支払い総額の税込み価格が対象でしたが、2022年4月から税抜きの本体価格に対してポイント還元されることになりました。
さらに2022年7月をもって楽天モバイルの0円プランが廃止となります。
ここまでポイント還元率ダウンやサービスの縮小が続くと、楽天経済圏に依存するのに抵抗感を感じてしまいますよね…。
楽天経済圏の改悪は楽天モバイルのしわ寄せ?
楽天経済圏の改悪が進む一方、圧倒的低価格でハイクオリティなサービスを提供しているのが楽天モバイル。
楽天モバイルが提供するRakuten UN-LIMITは、既存のスマホ料金プランを一新して文字通り価格破壊を起こしました。
楽天モバイルが激安料金プランで新規顧客を獲得している陰で、既存の楽天経済圏のサービスが引き締められているようにも見えます。
Rakuten UN-LIMITは大手スマホキャリアの牙城崩すための一大事業。
ある程度の楽天経済圏への影響はしかたがないかもしれません。
これからどうする?楽天経済圏は本当にオワコン?
ここまでは楽天経済圏が近年改悪傾向にあることを説明してきました。
このことを踏まえて「楽天経済圏から抜けた方がいいのではないか?」と考える人も多いかと思います。
わたしの個人的な考えとしては、改悪傾向が著しいけど現状でもっともお得な経済圏であることはゆるぎないので、今後も楽天経済圏を継続するのが得策だと考えています。
なんだかんだ2022年以降も、楽天経済圏がもっとも節約効果が高い経済圏であることは間違いありません。
SPUは改悪傾向にありますが、楽天スーパーセールの開催に合わせてSPU+7~10倍まで上げることができれば、楽天経済圏の恩恵を充分に享受できるでしょう。
マネーリテラシー情報を発信しているユーチューバーの両学長も「今まだ楽天経済圏でOK」とおっしゃっています。
今後も改悪が続いても楽天スーパーセールは利用したい
楽天経済圏を辞めたいと考えている人でも、楽天スーパーセールは今後も利用するのがおすすめです。
SPUやポイント還元率の改悪で楽天経済圏に嫌気がさしますが、それでも楽天スーパーセールは魅力的なイベントです。
SPUの達成状況によりますが、楽天スーパーセールはAmazonプライムデーやPayPay祭と同じくらいお得に買い物ができます。
特別な理由がない限り「楽天経済圏を辞めるから楽天スーパーセールは利用しない」という考えはおすすめできません。
仮に楽天経済圏から撤退したとしても、楽天スーパーセールだけは利用したいですね。
楽天経済圏から抜けるのも選択肢の一つ
楽天経済圏に参加している人の中で、SPUを維持するのが難しく感じている人であれば、いっそのこと楽天経済圏から抜けるのも選択肢の一つです。
使い勝手が悪いと感じながらも、無理をして楽天経済圏を継続していては本末転倒。
「SPUを上げるのがしんどくなってきた…」
「楽天以外のサービスを使った方が節約になるのでは?」
と感じた人は、思い切って楽天経済圏から抜けてもみるのもアリです。
楽天経済圏の対抗馬はPayPay経済圏か
「楽天経済圏を抜けたらどうやって節約しようか…」と悩んでいる人にはPayPay経済圏がおススメです。
2022年現在、楽天経済圏の対抗馬になりえる存在です。
PayPay経済圏とは、Yahoo!・PayPay・ソフトバンク・Tポイントなどのサービスを連携することにより、楽天経済圏のようにヘビーユーザーが恩恵を受けられるシステムです。
具体的には、SoftbankやYahoo!プレミアム会員を組み合わせることで、PayPayモールやYahoo!ショッピングでお得に買い物ができます。
もちろん今のところ楽天経済圏にまだまだ及びませんが、PayPayを中心としてサービスが一体化してきている傾向があるので、近い将来的に大きな経済圏になり得る可能性を秘めています。
わたし個人的な予測ではありますが、2021~2023年にかけて楽天経済圏の凋落とPayPay経済圏の躍進が進むと考えています。