こんにちは!楽天証券でインデックス投資をしているポイント田中です!
2022年4月から楽天証券のSPUの規約が大きく変更され、投資信託SPU+0.5倍と米国株式SPU+0.5倍が新たな条件となして誕生しました。
楽天証券SPUの規約変更は実質的な改悪で、以前に比べてSPUの達成条件がとても困難になりました。
そこで今回の記事では、改悪後の楽天証券SPUの対策と攻略法を解説します!
楽天証券のSPUは改悪されましたが、他のネット証券に乗り換えず、無理のない範囲でSPUを達成しながら楽天証券を利用するのがおすすめです!
2023年版楽天証券SPUの攻略方法を徹底解説します!
2022年4月から楽天証券SPUの規約が改変
2022年4月に楽天証券のSPUの規約が変更されました。
これまでは、楽天ポイントコース設定と500円分以上のポイント投資でSPU+1倍でした。
上記の条件が廃止され、楽天証券SPUが以下2つの条件に変更されました。
- 当月合計30,000円以上のポイント投資(投資信託)でポイント+0.5倍
- 当月合計30,000円以上のポイント投資(米国株式 円貨決済)でポイント+0.5倍
楽天証券でポイントを使って投資信託を購入するだけでSPU+1倍でしたが、投資信託+0.5倍と米国株式+0.5倍に分かれてしまいました。
結果的に、これまで通り楽天証券のSPUで+1%を達成するのがとても困難になりました。
ここからは、それぞれのSPUの達成条件を細かく解説します。
SPU①楽天証券投資信託(還元率+0.5倍)
楽天ポイントコースとマネーブリッジを設定して、ポイント投資で月30,000円以上の投資信託を購入すると、SPU+0.5倍が加算されます。
超簡単に解説をすると、楽天ポイントを1ポイント以上使って30,000円分の投資信託を購入すればSPUの条件を達成できます。
つまり、1ポイント+29,999円で30,000円以上の投資信託を購入してもSPU達成です。
また、これまで通りつみたてNISA枠を使ってSPUを達成できます。
SPU②楽天証券米国株式(還元率+0.5倍)
楽天ポイントコースとマネーブリッジを設定して、ポイント投資で月30,000円以上の米国株式を購入すると、SPU+0.5倍が加算されます。
対象の決済方法は円貨決済だけです。
また、米株積立と買付手数料無料海外ETFはSPUの対象外となります。
「円貨決済で30,000円分の買付手数料無料以外のETFを購入する」という条件はかなり無茶苦茶で、米国株式SPUは達成するメリットよりデメリットが大きいと考えられます。
あくまで個人的な感想ですが、新たに追加された楽天証券米国株式SPUの条件はかなり厳しい内容となりました。
改悪後も楽天証券から他のネット証券に乗り換える必要はない
SPUの他にも、投資信託残高へのポイント付与が廃止されたり、投資信託購入時のポイント還元率が低くなるなど、楽天証券は著しい改悪傾向にあります。
「楽天証券から他の証券口座に乗り換えるべきか?」と悩む人が続出していますが、改悪を受けてわざわざ他の証券口座に乗り換えるのはおすすめできません。
2023年現在、SBI証券やマネックス証券ではかなりお得なポイント還元イベントを行っていますが、ポイント還元はあくまでおまけ的な存在です。
証券口座の還元イベントは、新規口座開設を促進するためなので、あまり敏感にならない方が賢明です。
また、証券口座の乗り換えには移管手続きが必要なので、それなりの手間と労力がかかります。
改悪後の楽天証券SPUの対策と攻略法
ここからは、2023年現在の楽天証券SPUの対策と攻略法について解説します。
これまで通り楽天証券SPU+1倍を受けるのは非常に困難です。
米国株式+0.5倍は諦めて、投資信託+0.5倍だけ達成するのがおすすめです。
米国株式+0.5倍はSPUの条件を達成するのが難しいため、いっそのこと諦めるのが賢明です。
攻略法①楽天証券投資信託SPUは達成する
楽天証券投資信託SPU+0.5倍は、必ず達成しておきたいSPUです。
これまでの楽天証券SPUとほぼ同等の条件なので、無理をせずに達成できます。
むしろ「500円以上のポイント投資」という縛りがなくなったので、楽天ポイントの消費を抑えることができます。
攻略法②楽天証券米国株式SPUは達成しない
新たに追加された楽天証券米国株式SPU+0.5倍は、達成する必要はないと考えられます。
円貨決済縛りで、買付手数料無料海外ETFがSPU対象外だからです。
これらの条件は、SPU+0.5倍が加算されるよりデメリットの方が圧倒的に大きいです。
楽天証券米国株式SPUは達成条件が難しすぎるから攻略しなくていい
ここからは、楽天証券米国株式SPUの条件について深堀します。
楽天証券米国株式SPUは、還元率+0.5倍が加算されるメリットより、SPUを達成するためのデメリットの方が大きいです。
米国株式SPUのデメリットは以下の3つです。
- SPU対象の決済方法が円貨決済のみ
- 買付手数料無料海外ETFが対象外
これらのデメリットは、まっとうに資産形成を目指す上で大きな弊害となります。
また、30,000円分の投資信託を購入することを考慮すると、SPUのために1ヵ月に60,000円も投資するのは、ほとんどの人は困難だと考えられます。
楽天証券米国株式SPUのデメリット①SPU対象の決済方法が円貨決済のみ
楽天証券米国株式SPUの決済方法は円貨決済のみに限定されています。
つまり、ドル建てで米国株を購入してもSPU対象外です。
円貨決済は、米国株を購入したり配当金を受け取るたびに為替手数料がかかります。
円貨決済はドル建てに比べて手数料の支払いが多くなります。
楽天証券米国株式SPUのデメリット②買付手数料無料海外ETFが対象外
以下のETFはSPUの対象外です。
- QQQ
- SPYD
- VGT
- EPI
- AGG
- IYR
- VT
- VOO
- VTI
- SPY
- RWR
- GLDM
- AIQ
- FINX
- GNOM
人気のある海外ETFはこぞってSPU対象外です。
もはや個別株を購入するしか選択肢がないのでは…。
インデックス投資家や駆け出しの投資家にSPUを達成させるつもりはないのでは…と疑うくらい酷いです。
まとめ
この記事では、2023年現在の楽天証券SPUについて解説しました。
重要な部分をまとめると以下の通りです。
-
改悪後も他の証券口座に移管せず、楽天証券を使い続けることを推奨
-
楽天証券投資信託SPU+0.5倍は達成しておく
-
楽天証券米国株式SPU+0.5倍は達成しない
これまで通り楽天証券のSPU+1倍を維持するのは困難です。
米国株式SPUは、SPU達成するメリットよりもデメリットが上回ります。